甲子園⚾に爪痕を残した野呂田(秋田中央)
霞ヶ浦、「虎狩り」ならず
甲子園大会2日目、8月7日です。
本日も第1試合から順に結果を追っていきます。
履正社(大阪)11-6 霞ヶ浦(茨城)
1試合に5本塁打とは、、正直予想以上の強力打線に驚きました。
試合中盤までに大量リードしている展開を見て、「これはもう、ワンサイドゲームだなぁ、、。」と心中思っていましたが、霞ヶ浦も終盤まで粘りを見せ、一時は「もしかして、、?」という期待を抱かせてくれましたが、結局点を取られても次の回ですぐにまた突き放す暴れぶり、、。
圧倒的な力の差に、むしろ個人的には”履正社つぶし”を願う始末、、。
スラッガー4番の井上を始め、まだ2年生の小深田、他にも主軸となる野口、内倉、桃谷などオールスター揃いのチーム。さらには今大会、奪三振率4位の左腕エース、清水大成など、、
「どこをどう攻めればいいんだ、、。」と嘆きたくなるような履正社。
大阪であるがゆえにタイガースになぞらえるわけではありませんが、”猛虎”ですね。
個人的に、このような強すぎるチームを見せつけられたら、対戦する側に肩入れしたくなるもの。
本日対峙した霞ヶ浦は終盤まで食い下がりましたが、惜しくも「虎狩り」ならず。
次の対戦相手は好投手前佑囲斗(まえゆいと)擁する津田学園。ぜひとも頑張ってほしいものです。
イケメン前佑囲斗(まえゆいと)、静岡を封ず
静岡(静岡)1-3 津田学園(三重)
第2試合の注目はドラフト候補、最速152キロを誇る右腕、津田学園の前佑囲斗(まえゆいと)投手です。
(最初は注目校9校のみ記事の対象にするつもりでしたが、甲子園を観るうち、どのチームもできるだけ触れておきたくなりました。、、それでも、当初の注目校は特に力を入れた記事にしたいと思います。)
前投手はこの日も、140キロ台の速球をバンバン投げていました。
彼の投球を観ていて気付いたのですが、、「おや、誰かに似てるな、、。」と。
投球フォームを後ろから見ていると、山口航輝選手(明桜ー千葉ロッテ)に見えてきたのです。
私の個人的な見方で、山口くんのファンには申し訳ないのですが、、彼が2年生時、まだピッチャーで投げていた頃のフォームに似ていたのです。あの長身といい、イケメンぶりといい、、(顔は似てませんが)。そんな目で見ていると、バッティングフォームまで似ているように思われるから、おかしなものです。
話が逸れてしまいましたが、前投手にはあの速球で、是非とも「虎狩り」をしてほしいと思います。
星稜の奥川、見事な完封!
星稜(石川)1-0 旭川大(北北海道)
言うまでもありませんが、この試合は星稜の奥川投手に大注目でしたね。
終わってみれば、3安打完封、9三振。94球!
初回から150キロを超える速球が目立ちました。さすが今大会注目No.1投手です。
しかし、星稜も結局1点しか奪えませんでした。
旭川大のエース能登の投球も素晴らしかったのです。140キロ台のストレートを出しながら、変化球も織り交ぜ、星稜打線を抑えました。非常に惜しい戦いでした。
勝利には届かず、だが得られたものは大きかった秋田中央
秋田中央(秋田)0-1 立命館宇治(京都)
いやぁ、残念でした。
我らが郷土代表、秋田中央、結果としては初戦敗退となってしまいました。
数度のチャンスを生かせず、打線に火が付かなかったなど、悔やまれるところはありますが、それでも私は一定の成果を見いだせたと思ってます。
終盤まで力投して見せたエース松平。
度重なるピンチを背負いながらも、大舞台の重圧に負けず、投げ抜いてくれました。他の強豪校に比べれば球速など劣りますが、得意のスライダーを中心に、秋田大会において決勝の4失点(明桜戦)以外は無失点、この甲子園でもこれだけの成果を残せたのは大きいと思います。
そして1年生の捕手、野呂田。
この甲子園に来てさらに、彼の潜在能力の凄さを秋田県民のみならず、テレビ中継などを通じ全国的に知らしめたのではないでしょうか。
打線が今一つくすぶる中、最終回では三遊間を破るヒットを放ち、なにより、守備の面で幾度も好送球、2盗を阻止したり、2塁への素早い送球で送りバントを失敗させたり、大いにその存在感をアピールしていたと思います。
まだ1年生ながら、甲子園の大舞台であれだけ度胸のある、精密なプレーは称賛ものでしょう。
今大会の甲子園での経験は彼にとって自信につながるのではないでしょうか。(いや、そういう様子すら見せないほど落ち着きすぎています。)今後の躍進に期待が持てます。
来夏、再来夏の秋田大会が楽しみです。
【8月7日の結果】
履正社(大阪)11-6 霞ヶ浦(茨城)
静岡(静岡)1-3 津田学園(三重)
星稜(石川)1-0 旭川大(北北海道)
秋田中央(秋田)0-1 立命館宇治(京都)
【8月8日の試合予定】
米子東(鳥取)- 智弁和歌山(和歌山)
明徳義塾(高知)- 藤蔭(大分)
前橋育英(群馬)- 国学院久我山(西東京)
敦賀気比(福井)- 富島(宮崎)
秋田中央が敗れた以上、金農との敗戦で学んだリベンジ魂を持つ近江に頑張ってほしい!