2019秋季高校野球リーグ戦(秋田市内)秋田 vs 明桜
明桜、新チームの戦力やいかに?
あの夏の秋田大会決勝(こまちスタジアム)を思い出すかのような暑さの中、秋季高校野球リーグ戦を観戦のため、さきがけ八橋球場に行ってきました。
今日、注目のカードは秋田vs明桜。
夏の大会では明桜がわずか1点差で競り勝ちましたが、3年生が引退した後の新チームではどうでしょうか。
球場に到着した時は試合開始の9:00より少し遅れたため、1回表、秋田の攻撃を観ることはできませんでした。最初にスコアボードを見た時は以下の通り。
秋田高が1点、先取していました。
スターティングオーダーを見ると、注目の明桜は新キャプテンの福井を始め、田中、下沢、平尾など夏のスタメンが残っています。そして先発ピッチャーには注目の1年生、風間が。今年も明桜は期待できそうです。
今日は先発登板・4番打者での登場です。
なお、夏の大会で4番を打っていた平尾は本日7番へ。このあたりは新チーム編成ということもあり、あの名采配・輿石監督のことですから、来夏の大会までにまだまだ目まぐるしく変わってきそうですね。
風間選手は182cm、82kgと大柄な体格ですが、まだあどけない顔つきをしています。そりゃそうです、まだ1年生ですからね。
今日の投球は比較的、制球に苦しんでいるようでした。
内野からだけではなく、外野の先輩方からも風間投手に激励が飛びます。
「(2死1塁の場面で)ランナーなぞ、ほっとけ!ほっとけ!」
ーーーーーーーーーー
秋田が1点リードのまま迎えた3回裏、明桜の攻撃。
1死2塁のチャンスで打席には3番下沢。
フルカウントの後、見逃し三振。
秋田先発の高山は好ピッチング。
4番風間。
風間の打った打球は左中間へ! ツーベースヒット! 同点に!
秋田 1-1 明桜
4番を任されるだけあって、バッティングもいいです。
4回表、明桜は先発の風間から、背番号10の橘高(きったか)へ。
風間はレフトに入ります。
4回裏、秋田も先発の高山から背番号11の加藤へ。
1死1塁から7番平尾は送りバントの構え、いや、違いました。
バスターエンドラン狙いだったのです。平尾はセカンドフライに倒れ、2死1塁。
そう、忘れてました。明桜はバスターエンドラン攻撃をよく絡めてくることを。
※「バスターエンドラン」とは、バッターがバントの構えで打席に入ることでピッチャーを惑わせ、打ちやすい球を投げさせ、投げる直後にヒッティングに切り換えたり(「バスター」)、ランナーがいる場合、ヒットエンドラン同様、ピッチャーが投げた直後にランナースタート、バスター打法のバッターがヒッティングに切り替えることでチャンスや得点率を高めることを狙いとする戦法です。
続く8番五十嵐は三振。
しかも2盗を試みた明桜のランナーを秋田キャッチャーの菊池信(キャプテン)が2塁への好送球でタッチアウト。明桜の得点は入りません。
明桜・橘高(きったか)、投打に活躍!
明桜の2番手ピッチャー、橘高もなかなかの好投。伸びのあるストレートが目立ちます。
秋田は5回表、代打の佐藤起が2死1塁から右中間へタイムリーツーベース。ランナー生還。
秋田 2-1 明桜
しかし、次の打者を見逃し三振に打ち取り、橘高は失点を1で止めます。
明桜は5回裏、無死1塁から1番福井が送りバントで1死3塁。
2番田中はフォアボールで1死1,3塁。
3番下沢がライト前にヒット!
再び同点に追いつきます。
秋田 2-2 明桜
なおも1死1,3塁。
4番風間に先輩の激が飛びます。
1塁ランナーの盗塁成功で1死2,3塁。
風間も結局フォアボールで1死満塁。
ここで5番橘高。
三遊間を抜けるヒットで勝ち越し!
秋田 2-3 明桜
なお1死満塁。
6番代打小川。
「お前、緊張しとるんか?心臓バクバクやぞ!」
明桜ベンチから飛ぶ激に思わず観客席から笑い声が。
その小川はサードラインぎわのゴロ。サードが3塁ベースを踏み、2死。1塁に送球するもセーフ。
この間に3塁ランナーがホームイン!!
秋田 2-4 明桜
しかし後続が倒れ、明桜の攻撃はここまで。
6回表、明桜の橘高は秋田のバッターを三振にとるなど、好投を続けます。
6回裏、明桜はこの回もバスターエンドランでランナーを3塁まで進めますが、得点ならず。
7回表、秋田は2死3塁から5番菅原。
橘高の速球がうなります。しかしフォアボールを与えてしまい、2死1,3塁。
6番佐藤起。
1塁ランナーの盗塁成功で2死2,3塁。
次の打者は橘高が三振にとり、3死。
7回裏、秋田はピッチャー加藤に代わり、背番号10の石井。
この回、明桜は無得点。
ーーーーーーーーーー
8回裏、明桜は1死2,3塁で2番田中。
スクイズ成功!!
秋田 2-5 明桜
なお2死3塁。
しかし3番下沢はサードゴロに倒れ、3死。
明桜のこれからに期待が高まる
9回表、秋田最後の攻撃。
3番柴田から。
相変わらず五十嵐のキャッチャーミットに収まる橘高の速球音が凄まじい。
柴田はセカンドゴロで1死。
4番菊池翔はセンター前ヒットで1死1塁。
5番菅原はライトフライで2死1塁。
6番佐藤起。
三遊間を抜けるヒットで2死ながら1,2塁。
しかし続く7番髙橋をファーストゴロに抑え、ゲームセット。
秋田 2-5 明桜
この日は橘高が投打に活躍。
背番号10を背負って好投を続ける姿に、思わず夏の工藤投手の姿を重ねてしまいました、、。
これからも大いに期待できる投手ですね。
橘高だけではなく、この日先発した風間、さらにエースの佐々木湧、背番号11の長尾もいます。投手陣の充実に加え、打線がより強力になれば、来夏の明桜の戦いぶりはすごく楽しみですね。
今後もなるべくリサーチしていきます。
明日は秋田vs金足農業の試合を。