甲子園や地方球場を沸かせた高校野球⚾応援歌
名曲とともにそれぞれの思い出を振り返る⚾
2022年9月24日(土)。
こんにちは、REIYAです。
(※2021年5月21日(金)に掲載した今記事を再編集しました。)

ババへらカラー(?)の3色こまちスタジアムが恋しい、、。
さて、2020年以降、コロナ禍により、甲子園や各地方球場からその姿を消し、
2022年の今年にはだいぶ復活してきたとはいえ、
まだまだ寂しい思いをしているのはこの”野球バカ”だけではないはずです。
そう、高校野球といえば、『応援歌』も名物ですよね。
時に球児たちを鼓舞し、球場をひときわ沸かせてきた音色。
そこで今回は、応援歌で沸いていた当時を振り返るべく、
地元・秋田を中心に、各地方球場や甲子園を彩ってきた応援歌の数々を紹介いたします。
例によって、私個人の主観がかなり入っています😅
ご容赦ください。
また、その応援歌の魅力を皆さんに再確認してもらうべく、
私自身の動画のみならず、YouTube上での名物動画も共有させていただきます。
あらかじめ、共有させていただく皆様に感謝申し上げます。
それでは始めます。
まず最初は、何と言ってもこの応援歌でしょう。
これがないと試合は始まりません。
いざ、プレイボール!⚾『戦闘開始』!!
『戦闘開始~SHOWTIME』~明桜(秋田)
近年、初回の攻撃時には必ずといっていいほど演奏される『戦闘開始』。
元祖・愛知の東邦のものが有名ですが、
個人的には秋田県イチと考える明桜の演奏にてどうぞ。
炎天下のこまちスタジアムで真っ赤に焼けた日です😵
敗れて涙を流した工藤投手ほか明桜メンバー。
ただ一人、笑顔で後輩を激励していた加藤洋平キャプテン。
当時の記憶がよみがえります。
『この曲(歌)を聴くと、昔の思い出がよみがえる、、。』
誰しも、そんな経験があると思います。
同じように、応援歌を聴くと、球児たちはもちろん、
その球児たちと過ごしたり、応援した当時の記憶もよみがえったりしないでしょうか?
『不死鳥の如く』/『大工ファイヤー』~大曲工業(秋田)
秋田県勢でかつて甲子園を沸かせた応援が大曲工業。
2015年のセンバツ甲子園に初出場した時は、なんとベスト16まで進出しただけではなく、
応援団賞も受賞していたようです。
そして、翌2016年夏には、県大会決勝で角館と対戦、
小木田敦也(こぎたあつや・角館高ーTDKーオリックス)投手の武器であるスライダーを見事にとらえ、
終盤で4点差をひっくり返し、見事に甲子園出場を決定。
その当時の大曲工業を率いていたのが、あの名将・阿部大樹監督。
今年2022年も、その名将に率いられた横手清陵の躍進ぶりをみると、納得ですね。
さて、かつて応援団賞も受賞した、大曲工業の数ある応援歌の中でも、
特に印象深い、『不死鳥の如く』を。
この曲は他校でも多く使用されていますが、私は大曲工業のそれが最も好きです。
なぜだか思わず、聞き入ってしまいます。
2016年夏に甲子園で披露した、その美しい演奏をお聴きください。
さらに大曲工業といえば、この応援歌は外せませんね。
チャンステーマの『大工ファイヤー』。
都市対抗野球では、JR東日本が使用している『JRファイヤー』も知られています。
チャンス時などに演奏される『大工ファイヤー』は、大曲工業独特のものです。
この応援歌に聞き惚れた高校野球ファンの方は、私だけではないはずです😊
『ジョックロック』~明桜(秋田)・智弁和歌山(和歌山)
和歌山をはじめ、関西圏出身者が多いせいか、
『ジョックロック』も、秋田県内では珍しく演奏する明桜。
本家は智弁和歌山ですが、明桜のそれにも独特の味があります。
それでは、”甲子園の魔曲”と題された智弁和歌山のものを。
こちらは迫力のドラムを。
『ロッテチャンステーマ』~明桜(秋田)
2019夏のこまちスタジアムをアツくした明桜の『ロッテチャンステーマ』。
もちろん、本家・ロッテの応援時も胸がアツくなります。
これまた、明桜独特の吹奏楽がロッテのチャンステーマをさらに味のあるものに変えています。
これなくして、2019夏は語れませんでした。
ファンの期待を、父兄たち応援団の期待を高めてくれます。
『オーメンズオブラブ』~明桜(秋田)
さらに、明桜といえば、代表曲(と勝手に命名)なのがコレ。
『オーメンズオブラブ』。
この音色が球場に響くと切なくなります。
この曲を聴いて真っ先に思い出すのは、2018夏の秋田県大会決勝、
吉田輝星(金足農業)と山口航輝(明桜)の最後の勝負です。
互いに終始、笑顔で対戦するその姿には思わず引き込まれました。
ひと夏のドラマを演出する、名曲だと思います。
『5・6・7・8』~秋田中央(秋田)
これまた耳について離れなかった秋田中央のチャンステーマ、『5・6・7・8』。
イントロの太鼓の爆音がスタジアムに響き、
波が押し寄せるように明桜スタンドを圧していた秋田中央の演奏・応援団。
徐々にトーンを上げていく、その”威圧感”は、
かつての秋田商業の『元祖タイガーラグ』をしのぐほどの勢いがありました。
そしてこの曲にノリ、勢いがものすごかった秋田中央は明桜を破り、甲子園へ。
味方の闘志を高め、相手の士気を下げるもの。
この時の秋田中央はそれを体現してました。
相手スタンドを戦慄させるほどの応援。
そしてこの年の甲子園も、この曲でひそかに沸かせてましたね。
『タイガーラグ』/『モンキーターン』~角館(秋田)
秋田県勢の応援歌といえば、
もはや全国区レベルの知名度を持つにいたったであろう、『タイガーラグ』。
発祥は、20年以上前から続く秋田商業の威圧感あふれるものですが、
秋田県内の各校がそれを独自にアレンジしたものも増えてきました。
そのなかでも、『オイサー!』の掛け声でスタジアムを揺るがす、
角館の『タイガーラグ』をどうぞ。
その、見事に統制のとれた応援は、かつて甲子園でも注目に。
そして、比較的多いといわれる千葉ロッテの応援歌が高校野球の応援でも使用されるのは、必然的なのかもしれません。
ロッテの代表的な応援歌、『モンキーターン』を、角館が再現しています。
『モンキーターン』/『ベンハー』~習志野(千葉)
そして『モンキーターン』といえば、習志野(千葉)の応援が有名ですね。
千葉ロッテのおひざ元ということもあり、ロッテの応援にも駆け付けたこともあり。
その吹奏楽の演奏レベルはすさまじく、”美爆音(びばくおん)”という異名が付けられています。
その習志野の『モンキーターン』を。
美爆音だけじゃないんですよね。
習志野の応援団の熱量の高さ。
OBやご父兄の方々の結束力みたいなのを感じます。
”母校愛”とでもいうのでしょうか。
私もかつて、習志野の千葉県予選などを観に行ったこともありましたが、、
球場に向かう際に、習志野の赤Tシャツ軍団に囲まれそうになったときはビビりました。😅
このように、動画で観て(聴いて)いるだけでは、
おそらく”美爆音”のすごさは伝わらないと思います。
応援歌や吹奏楽などに興味がある方は、一度、生で聴いてみることをおすすめします。
実際、私が千葉の地方球場でその演奏を間近で聴き、
「ここはコンサート会場か!!」と、特に度肝を抜かれた『ベンハー』を。
以下の動画は、2019センバツ時のものですが、
対角線上のスタンドにいてこれだけの音量で聴こえるというのはものすごいですね。
甲子園の近隣住民から苦情が来たというのも納得かもしれません。
まるで、甲子園球場のスピーカーから放送されているかのような、、。
『ファイナルカウントダウン』〜近江(滋賀)
2018年夏の甲子園で金足農業と対戦、
近江の実力はもちろん、その応援歌にも心を奪われました。
近江の応援歌といえば、『今日の〜主役はどこですか〜♪』の『FIREBALL』が有名ですが、
この『ファイナルカウントダウン』が最も心に残っています。
皆でタオルを高々と掲げる、その一体感もいいですね。
『プリティフライ』〜高松商(香川)
最後に、この曲、高松商の『プリティフライ』をセレクトしたのは、
一体感のある応援もさることながら、
学ランを着てハチマキをしめる女子応援団員の姿が印象的だったからです。
チャンステーマとしての印象的な曲調に加え、
吹奏楽・チア・生徒・応援団員の見事な一体感。
見た目にも目をひく見事さを演出してますね。
以上、応援歌の数々を紹介させていただきました。
選校や選曲が偏りがちな点はご容赦ください。
また、動画を一方的に共有させて頂きました方々には感謝いたします。
ほかにも、応援歌といえばこの高校でしょ!とか、
この応援歌は外せないよね、というのがそれぞれあると思います。
そういったご意見もいただければありがたいです。
まだまだコロナ禍の影響も残る高校野球ですが、
応援歌で盛り上がりを見せていたかつての姿に戻ることを願っています。
応援歌好きの皆さん、一緒に高校野球を盛り上げていきましょう。😊