2020夏に思い出を刻んだ球児たち⚾高校野球秋田県大会 | 高校球児たちのあしあと
”球児の数だけドラマがある。”

2020夏に思い出を刻んだ球児たち⚾高校野球秋田県大会

決勝進出を争った4強の球児たち⚾

2020年7月20日(月)。

こんにちは、REIYAです。

晴天に恵まれた秋田市、こまちスタジアム。

由利明桜秋田商業能代松陽

昨秋県大会の4強が、暑さ厳しい球場で熱闘を繰り広げました。

それぞれの試合を終え、あふれだした笑顔。流した涙。

本日は準決勝2試合を振り返りつつ、各校の球児たちに、よりスポットを当てていきます。

 

記憶に残る1発を放った佐藤哲矢

準決勝第1試合。

由利 vs 明桜

由利の先発は関優心、明桜の先発は予想通り、長尾光でした。

個人的には、昨秋中央地区準決勝、同じく由利との対戦で14奪三振完封勝利を果たした長尾投手の記録に注目していましたが、、

初回、いきなり予想もしない展開を由利サイドが叩き出しました。

長尾の高めに浮いた球を見事にとらえた4番、佐藤哲矢

高々とレフトに上がった飛球は吸い込まれるように、、ホームラン!!

攻守ともに活躍している佐藤哲矢が初回に早くも先制2ラン!

由利 2-0 明桜

 

由利ベンチが一気に沸き上がります。

映像で観たそれは、、

この夏にはっきりと、脳裏に刻み付けられました。

由利レッドの主軸が放った輝かしい放物線。

昨秋からの新編成で県大会に挑んできた由利レッド。

思わずそれら過去の記憶まで呼び起こされました。

それぐらい”まぶしい”ホームランでした。

 

終始笑顔を見せた”由利レッズ”

しかしさすがに明桜もリードを許していませんでした。

2回裏には早くも反撃。

先頭、6番五十嵐がスリーベースヒットを放つと、満塁としたのち、

1番下沢の犠牲フライでまず1点。

つづく2番中井のセンター前ヒットで2者生還!

明桜、早くも逆転します。

由利 2-3 明桜

 

ですが由利は、先発の関が後続を抑えると皆笑顔でベンチへ。

終始、由利ベンチは笑顔に包まれていた印象です。

いや、昨秋以降、新編成した彼ら由利レッズは、いつもこのような明るい雰囲気を持っていました。

ただでさえ明るく、にこやかなベンチなので、誰かが長打を放ったり、好守備を見せると、ベンチ前はもうお祭り騒ぎです。

ベンチ前でピョンピョン飛び跳ねる彼らの姿は今でも脳裏に残っています。

それを示す一コマ、昨秋県大会準決勝での、工藤大河選手の好返球のシーンを。

1-1の同点で迎えた7回、能代松陽の勝ち越しを阻む、好プレーでした。

 

昨秋と同じく、明桜・長尾投手が14奪三振!

その後、明桜は4回にも連打で4点を追加。

由利は関に代わった2番手斉藤流生が好投を続けます。

8回裏、無死2塁の場面で佐藤哲矢がキャッチャーマスクを脱ぎ、マウンドへ。

(代って捕手は工藤大河。)

138キロの速球で明桜・代打の山本を三振に。

続く代打の岩朝をセカンドゴロに抑え、2死3塁。

しかし、同じく代打の小野に四球を与え、

下沢、中井の連打でコールドが決まりました。

由利 2-9✖ 明桜

(8回コールド)

一方、明桜の先発・長尾は、初回にホームランを浴びるも、その後は落ち着いた投球を見せました。

今日も”七色の変化球”を駆使、変化球を主体に三振の山を築きます。

MAX143キロのストレートも合わせ、8回までで奪三振14。

奇しくも、昨秋の中央地区大会、準決勝で同じく由利と対戦した時の記録に並びました。

その試合の記事はこちらです👇

2回以降、完璧な投球を披露した長尾投手。

ドラフトへの期待を高めさせてくれる内容でした。

 

秋商打線を封じた能代松陽の堀内、深堀

準決勝第2試合。

秋田商業 vs 能代松陽

秋田商業の先発はエース・石川

対する能代松陽の先発もエース・堀内

3回の能代松陽の1得点を除き、両エースの投げ合いが光った試合でした。

能代松陽の堀内は縦のスライダーを中心とした変化球を駆使、秋田商業打線を苦しめます。

6回に継投した2番手深堀も抜群の制球力で秋田商業打線を封じます。

この試合は完全に、能代松陽の2投手が試合をリードしていました。

 

終盤で突き放した能代松陽の連打

秋田商業のエース石川も好投を続け、0-1のまま動きません。

このまま最終回に突入するかと思われましたが、、

8回裏に能代松陽打線に火が付きました。

連日、一人で投げ抜いてきた石川に疲れが出たのかもしれません。

能代松陽の2番、田中がツーベースヒットで口火を切ると、

3番田村零のヒットで2点目。0-2

さらに4番山田左中間を破るタイムリーツーベースで1点追加。0-3

5番佐々木もヒットを浴びせ、もう1点。0-4

ここぞとばかりに秋田商業を突き放しにかかりました。

秋田商業 0-4 能代松陽

 

ここにきて、ついに石川も降板、レフトへ。

2番手には小林学冬がマウンドへ。

深堀を三振にとり、後続を断ちます。

 

こまちで涙を流した石川

4点差を追いかける秋田商業、最終回の攻撃。

この回はさすがに、秋田商業の皆も気合の入り方が違って見えました。

まず先頭、4番の石井がヒットでノーアウトから出塁します。

続く5番石川がレフトオーバーのタイムリーツーベース!

ノーアウト2,3塁とチャンスを拡げます。

6番には代打・三浦

セカンドフライに倒れ、1死2,3塁。

7番佐藤慶のセンターへの犠牲フライで秋田商業、1点を返します。

秋田商業 1-4 能代松陽

なお、2死3塁。

ここで代打に藤田

前の試合までは4番を打っていました。

しかし、なかなかヒットが出ず、この試合ではスタメンから外れていました。

それだけに期待していましたが、レフトフライに倒れ、試合終了。

秋田商業 1-4✖ 能代松陽

能代松陽が勝利。

8回にダメ押しの追加点を奪われ、決定的な展開になってしまいましたが、、

秋田商業も良い試合を見せてくれました。

センターの守備についた高橋入麻

ダイビングキャッチなど、2度に渡るファインプレーを見せてくれました。

エースで投げ抜いた石川。

4失点しましたが、連日の疲れも見せず、気合の投球で6奪三振。

中盤、相手打者を三振にとり、マウンド上で拳を握りしめる姿も。

試合後、ベンチ前で涙を流す石川。

いたわるように、彼の背中をポンポンと叩く太田監督。

特に終盤の失点は、さぞ悔しかったことでしょう。

彼の流した涙もまた、夏のこまちに強い記憶となってしばらく残りそうです。

今日一日の熱闘で、多くのドラマを見せて頂きました。

 

昨秋以来のフェイスオフ(対決)!!

本日2試合の結果により、、

昨秋県大会と同カードの決勝戦が実現することになりました。

2日後には夏の覇者が決まることに。

能代松陽、明桜ともに昨秋とは投打ともにケタ違いの力をつけています。

どちらが、、とも言いきれません。

ここまでの練習試合内容を観ていても、ほぼほぼ互角な印象を持っています。

堀内深堀の2投手を明桜打線は攻略できるか、、。

左腕の大髙も控えています。

佐々木橘髙長尾風間”明桜カルテット”も、ドラフト候補とはいえ、油断できません。

先の試合のように、甘い球を投じればスタンドまで運ばれてしまいます。

まさに一球が命運を分けるかもしれません。

昨秋の県大会以上に、見応えのある試合になることは間違いなさそうです。

昨秋県大会決勝の記事を以下に👇