プロへの道をひた走れ!明桜カルテット⚾
大きく力をつけた明桜カルテット
2020年6月22日(月)。
こんにちは、REIYAです。
昨日の21日(日)、喜ばしい出来事が。
明桜が仙台育英グラウンドにて仙台育英と対戦、2試合を行いました。
結果は1勝1敗でしたが、詰めかけたプロスカウト陣の見守る中、明桜投手陣が存在感をアピール。
エースの佐々木湧、そして長尾、橘髙(きったか)の3投手(いずれも3年生)はそろってプロへの熱意を明言。
その自信を裏付けるかのような成長ぶりを、実際に形にして見せてくれています。
驚くべきは、、
先の3年生3人に加え、2年生投手の風間を含めた”明桜カルテット”が皆、一様に大きな変貌を遂げていることです。
現時点(2020年6月)での各人の球速を例に出しますと、
佐々木湧生
MAX 141キロ
長尾 光
MAX 145キロ
橘髙康太
MAX 146キロ
風間球打
MAX 147キロ
皆、球速を飛躍的に伸ばしていることが分かります。
これだけの逸材がそろう(4枚看板)こともめったになく、それだけに輿石監督も夏の甲子園がないことを残念がっているようです。
当然ですよね。
彼らがどれだけ冬場に鍛えぬいたか。
フォームを矯正し、磨いてきたか。
尾花総監督の指導もあったのでしょうが、彼らがよくそれにこたえ、結果に結び付けていることに素直に感動します。
尾花さんといえば、現役時代にはヤクルトの投手として活躍。
私がまだ小学生の頃、活躍されていた記憶がまだ残っています。
”七色の変化球”を武器とする長尾投手
この明桜カルテットのなかでも、特筆したいのが長尾投手です。
すでに以前の記事でも”ドラフト候補”としてとりあげていました。
繰り返しになりますが、昨秋県大会では3試合で32奪三振。
ストレートは130キロ台が中心でしたが、そのストレートとほとんど変わらない球速で繰り出すスプリット。
これに打者も翻弄されていました。
見事に打者の手前で落ちるその変化球を、昨夏の県大会決勝(秋田中央戦)でも披露していました。
他にも、スライダーなど全部で7種類の変化球を持つと言われる長尾投手。
その”七色の変化球”があるゆえに、ここまでの奪三振数を記録できるものと思われます。
彼のことは1年生時からマウンドでの雄姿を見てきましたが、『よくぞここまで。』という気持ちが正直なところです。
当時は、登板しても中継ぎの1,2回のみ。
しかし、昨夏以降の活躍ぶりは、もはや違います。
目に見える成長を遂げています。
今後も活躍が大いに期待される投手です。
”山口越え”を果たしてほしい、風間球打
もう一人、特筆したいのが風間球打。
彼は投手としての力量もそうですが、打撃センス、その長打力にも目を見張るものがあります。
2年生ながら、長身から繰り出す最速147キロの角度あるストレート。
投打ともに非凡な能力を持つこの天才肌は、間違いなく来年のドラフト界をにぎわす存在となるでしょう。
現時点でこれだけの力を持つ風間。
同じく、早くから突出した能力を発揮していた先輩に、山口航輝(千葉ロッテ)がいます。
彼も2年生時には最速146キロを出す投手として幾度となく、マウンドに上がっていました。
打撃面では、飛距離のある長打を量産することは、皆さんもご存知の通りです。
まだまだ荒削りの感がある風間ですが、ここまでの成長ぶりには目を見張るものがありますので、是非とも力を伸ばし、”山口越え”を果たしてほしいと思います。
期待できる投手が豊富な秋田県勢
上記で紹介しました明桜カルテット以外にも、秋田は”投手王国”と呼ぶにふさわしいほど、魅力ある、期待できる投手が存在します。
大髙勇心(能代松陽)
左腕の本格派投手。
昨秋の県大会では強力な明桜打線を完封してみせた、気迫あふれる逸材です。
山形琉唯(金足農業)
”吉田2世”との呼び声高い、実力ある投手。
昨夏の県大会では1年生ながら一人で233球を投げ抜き、球威はほとんど衰えなかったそうです。
今月(6月)の大曲農業との練習試合では、14奪三振を奪う力投を披露しました。
今年の金足農業は、チーム力としては正直物足りなさを感じますが、何とかチームを牽引してほしいものです。
そして、吉田輝星 vs 山口航輝のような、明桜の風間との”ライバル対決”が待たれます。
他にも、秋田には力を備えた魅力ある投手が多く存在します。
明桜カルテットもそうですが、彼らの活躍ぶりを間近で観れないのはつくづく残念です。
何とか開催日直前まで、感染状況を見ながら高野連には善処して頂きたいと思います。