2020年⚾飛躍に期待!頑張れ若き球児たち
まだまだ伸びしろを感じる選手たち
2020年1月22日(水)。
こんにちは、REIYAです。
先日のTwitterでツイートしました【2020年-活躍に期待⚾】。
【2020年-活躍に期待⚾️】
大髙勇心(能代松陽)
風間球打(明桜)
小林学冬(秋田商業)
佐藤哲矢(由利)
工藤大成(秋田北鷹)
石井夢沙士(秋田)
山形琉唯(金足農業)
田仲陽稀(大曲)
奥村健斗(大館鳳鳴)
小林虎太郎(能代)
野呂祐太(秋田工業)— reiya⚾️高校野球ブロガー (@reiya_blogger) January 9, 2020
今回は、その”活躍に期待”したい11人をもう少し深く掘り下げることにしました。
本当にこれからまだまだ、伸びしろがあると個人的に感じる選手ばかりです。
ツイート上でリスト化した選手たちを、下から順に紹介させて頂くとともに、同チームの展望も合わせて述べさせて頂きたいと思います。
(※ここでの見解は、あくまでも私個人の見方ですのであらかじめご了承ください。)
多芸ぶりが目立つ野呂祐太
まず最初に紹介するのは、秋田工業の野呂祐太選手。
身長185cmという恵まれた体格を生かし、長打を放つかと思えば、いきなりセーフティバントを決めてみせるなど、秋田工業の選手の中では、昨夏からの各地区大会において最も記憶に残る選手でした。
塁に出てからも、積極果敢に盗塁を決めるなど、観ている側を飽きさせません。
秋田工業はエースの髙田投手以外にも、左腕の佐々木選手がいますし、何より侮れないのがその打線です。
個々の持つ力を上手く連動させ、春以降の試合でもその能力を発揮してほしいと思います。
ヒットメーカーの小林虎太郎
昨夏の県大会でも活躍が目覚ましかった能代の小林虎太郎選手。
秋季県大会でも長打を放つ活躍を見せ、球場を大いに沸かせてくれました。
惜しむらくは、、(私自身の不覚)昨夏から秋にかけて県北、県南勢の戦いぶりをじっくり観戦できなかったことです。
3年生が主軸だった昨夏の能代打線においても、間違いなくその一翼を担っていた虎太郎選手。同じくスラッガーとしてチームを牽引する小林日出選手ともども、今年も強力能代打線をリードすることでしょう。
これからどれだけ伸びるのか、、奥村健斗
劇的なサヨナラ勝利を決めた秋季県大会での大館鳳鳴。
そのサヨナラ打を放った奥村健斗投手。
この日は7回からの登板。
それまで大曲工業に6点を奪われていましたが、彼の登板以降、無失点に抑えました。
特に最初の7回は内野安打を許すも、3人で大曲工業の攻撃を抑え、その後の味方の反撃のきっかけを作ったと言っても過言ではないでしょう。
7回までで4点のビハインドを背負いながら、そこから逆転劇を果たした大館鳳鳴。
9回裏に殊勲の同点打を放った柳沢選手に続き、見事最後の一打を決めてくれた奥村投手。
まだ1年生。
今後の伸びしろに期待したくなるのは私だけではないと思います。
秋季県大会で二桁奪三振⚾田仲陽稀
秋季県大会で、その活躍(雄姿)を見ていて本当に良かったと思える選手の一人です。
大曲のエース、田仲陽稀投手。
初戦で金足農業と対戦し、9回1失点12奪三振。
見事な完投勝利でした。
終盤までヒットらしいヒットを許さなかった田仲投手。
できればもう少し、彼の投球ぶりを見たかったと思えるくらいの内容でした。(大曲は2回戦で明桜に敗れてしまいました。)
チームのキャプテンであり、田仲投手とバッテリーを組む地主選手も魅力的な、力のある選手だと思います。
この二人を中心に、春以降の更なる飛躍を期待しています。
着々と力を付けている山形琉唯
秋田県内の1年生で注目株の一人であります、金足農業の山形琉唯(るい)投手。
「吉田二世」と評され、このブログ内でも何度か紹介させて頂いています。
秋田県内の高校野球ファンの方であれば、記憶に残っていることでしょう、昨夏の「タイブレーク」。
夏の県大会3回戦、対角館戦で延長13回、233球を一人で投げ抜きました。
「球数制限」が試験的に導入される春以降は、このような驚異的な数字もなくなることでしょうが、それにしても、、。
そのスタミナもさることながら、延長戦に入っても球威が衰えなかったそうです。
球速は130キロ前後で、打たせてとることを念頭に置いているようですが、本人も少なからず、吉田輝星投手に近付きたいと考えているようです。
彼もまだまだ1年生。
3年生の夏までに、相当力を付けていくことは想像に難くありません。
中泉監督の期待も背負い、必ずや金足農業を牽引してくれることでしょう。
明確な将来像を描く石井夢沙士
これまた身長180cmと、大柄な体格の石井夢沙士投手(秋田)。
本当に秋田は「投手王国」だなと思わせてくれるほど、球児に魅力的なピッチャーが多い印象です。
彼の投球姿は昨秋の秋季中央地区リーグ戦から何度か見ていますが、いつも試合の終盤に登板しています。手堅く相手打線を抑えるイメージが強いですね。
まだ1年生ということもありますし、今後の成長に期待してマウンドに立たせているのではないかと、伊東監督の気持ちを勝手に想像しています。
そんな石井投手も秋田北リトルシニアの出身。
吉田輝星投手が甲子園で活躍する姿を見て、自分も秋田の地で活躍したいと思うようになったそうです。
(~BALLPARK AKITAより引用~)
そして、高校からプロへ、最終的にはメジャーに進むことが夢だとか。
すでに明確な目標を描いている石井投手。
このように意識が高い球児は必ずや大成すると信じています。
「人生は描いた夢に比例する」 (石井夢沙士)
(~BALLPARK AKITAより引用~)
彼が色紙に書いた言葉です。
何とも大人びてますね。
秋田は、エース髙橋に加え、他にも菊池翔、髙山、加藤など、マウンドに立てる選手が多くいます。
それに加え石井投手。
切れ目ない強力打線も魅力の秋田は間違いなく、春以降も優勝候補の一角でしょう。
秋田北鷹のキーマン、工藤大成
昨秋、もう一つ観たかった試合が、、。
秋季県北地区準決勝、秋田北鷹 7-6 花輪 の一戦。
この試合は北鷹のエース清水が完投勝利していますが、工藤や髙橋の執念のヒットで花輪を突き放しています。
県大会では初戦で秋田南に敗れましたが、序盤は点を奪い合う、白熱した一戦を展開。
その中でも4番打者として勝ち越し打を放つ工藤大成選手は非常に魅力的に映りました。
一度は突き放されていた花輪戦でも、終盤で同点打を放つなど、ここぞという場面で勝負強さを発揮する工藤選手。チームにとっても頼れる存在でしょう。
先に述べたエース清水投手や髙橋選手を中心に、力のある選手が揃う秋田北鷹。
相手打線を手堅く抑えられれば、十分脅威のあるチームだと思います。
2020年もマウンドでの雄姿を見たい、、佐藤哲矢
昨秋は”由利の守護神”(と勝手に命名)として活躍の場を見せた由利の佐藤哲矢選手。
チームがピンチを迎えると、必ずといっていいほど、キャッチャーマスクを脱ぎ、グラブを代えてマウンドに立つ佐藤選手。その彼の姿は「安心感」すら与えるほどのものでした。
残念ながら2020春センバツの「21世紀枠」には漏れてしまった由利ですが、佐藤選手を中心に、春以降も由利レッドはその存在感をいっそう強めるものと思います。
再度、登板姿を見たい、小林学冬
昨年10月、秋田県高野連主催の強化招待試合で実現した秋田商業 vs 健大高崎。
2015年夏の甲子園、成田翔(秋田商業)vs ”機動破壊”(健大高崎)以来の対戦に期待していた自分ですが、それ以上に目を奪われたのが秋田商業のスターティングオーダーでした。
それまで背番号9を付けていた小林学冬選手が石川投手に代わり、エースナンバーを背負ってマウンドへ。
実は、後から知ったのですが、小林選手は中学時代にリトルリーグ国際大会に日本代表として出場していました。
この日の強化招待試合では、秋の関東を制した健大高崎に打ちのめされたのが残念といえば残念です。(最も、この時点では正直、健大高崎があそこまでの躍進を見せるとは想像できませんでしたが。)
それだけに、小林選手の登板姿を再度見てみたいというのが偽らざる気持ちです。
すでに十分な実力を証明している風間球打
明桜で今後の躍進に期待したい選手といえば、彼一択ですね。
風間球打選手、1年生です。
明桜打線では4番を打つことも多く、先発のマウンドも多く経験しています。
1年生ながら、すでに投打で活躍を見せている風間選手。
秋季県大会決勝では肘の痛み(?)のためか、先発として投げますが能代松陽に2点を奪われ、降板。
それでも秋季中央地区リーグ戦から、2年生投手陣(佐々木、橘髙、長尾)に比してもそれほど見劣りしないくらい立派に投げ抜いています。
それに何といっても彼の魅力はそのパワーといいますか、長打力。
まだまだ底知れぬ潜在能力を秘めていそうです。
彼もまた、3年生時の夏までに恐ろしいほどの変貌を遂げるやもしれません。
圧倒される、その気迫の投球⚾大髙勇心
最後に紹介するのは、能代松陽のエース、大髙勇心投手。
彼もまた実力十分の1年生。
本当に、何度もいいますが、秋田は「投手王国」だなと思わせられます。
(ひいき目でしょうか、、。)
彼の投球姿を間近に見たのも、秋季県大会以降ですが、、
何と言っても、まず1年生と思えぬほどの気迫といいましょうか、負けん気が強い印象です。
常に吠えるように打者に対して向かっていくその姿勢。
「負けん気の強さ」という点では、あの成田翔投手や吉田輝星投手にもそういう一面があると思います。
もちろん、気迫だけではありません。
打者を確実に仕留めていくその実力は素晴らしいものです。
秋季県大会決勝では、あの強力な明桜打線を完封してみせました。
あの試合、ヒット数では明桜が上回っていたものの、やはり連打を許さない、点を与えないという投球内容は、彼の力の堅実さを証明するものだと思います。
彼もまた1年生。
今後の大いなる成長に期待せざるを得ません。
最後に⚾
いかがでしょうか。
視野が狭く、県内ばかりに目を向けがちな自分ですが、こうして若き球児たちを掘り下げていくだけで、今夏、そしてまた次の夏へと、期待や夢が膨らみます。
今後はなるべく県外の球児たちにも可能な限り目を配り、相対的に観察できるようになればなとも考えています。
まだまだ観察眼の未熟な自分ですが、今後ともご愛読頂ければ幸いです。