改造フォームで”新生”⚾成田翔を見せてくれ!
技巧派投手の魅力を伝えたい
2020年1月11日(土)。
こんにちは、REIYAです。
今回は、成田翔投手にフォーカスします。
【成田翔(なりたかける)】
秋田県秋田市出身。
左投左打。170㎝、70㎏。
秋田東中 - 秋田商業 - 千葉ロッテマリーンズ(2015年、ドラフト3位)
2015年には『東北のドクターK』として多数の三振を奪い、甲子園を沸かせた成田投手。
すごくクールな印象を持つ彼ですが、彼の実力や魅力をここで紹介するとともに、今後の活躍と展望について述べさせて頂きたいと思います。
抜群の制球力とキレのあるスライダー
クールかつ甘いマスクで、秋田商業時代から周囲を沸かせてきた成田投手。
あの2015年の成績を、秋田地方大会から振り返ってみます。
【秋田県大会】
【2回戦】
秋田商業 10-6 秋田西
【3回戦】
秋田商業 18-0 能代西
【準々決勝】
秋田商業 3-1 西目
9回16奪三振
【準決勝】
秋田商業 5-1 秋田工業
9回14奪三振
【決勝】
秋田商業 4-0 秋田南
9回9奪三振完封
➡ 秋田県大会成績 計39回55奪三振
【全国高校野球選手権大会】
【2回戦】
秋田商業 3-1 龍谷(佐賀)
9回16奪三振
【3回戦】
秋田商業 4-3 健大高崎(群馬)
県勢20年ぶりベスト8進出
【準々決勝】
秋田商業 3-6 仙台育英(宮城)
以上のような好成績を残した秋田商業であり、成田投手。
これだけ三振の山を築けたのは、彼の抜群の制球力、そしてキレのあるスライダーがあったからだと考えています。
ストレートの球速は130~140キロ前半ではありますが、(それでも十分速い)ほとんど低め、しかもコースギリギリいっぱいに決まることが多いです。むしろ高めに浮くような球はほとんど見られません。そのため、打者は思わず見送るか、空振りを誘われます。
フォアボールと思って1塁に走り出す打者をあざ笑うかのように、宣告される「ストライク」。
「なるべく初球からストライクカウントを稼ぎにいく。」
というのは、彼の秋田商業時代からのスタンスであり、それも三振に一役買っていると思います。
そしてもう一つの武器が、縦に大きく曲がるスライダー。
これがあるために、打者は見事に翻弄されることが多いです。
かなり低めに落ちますが、空振りを奪う見事な投球。
このスライダーを絡めることによって、ストレートが打者に与える脅威が増します。
常に向上心を忘れないドクターK
同じ秋田商業の大先輩に、ヤクルトの石川雅規投手がいます。
「石川二世」と称されたことも。
(今年始め。大先輩、石川投手とのツーショット。秋田市内の小西タイヤにて。)
千葉ロッテ入団後は、1軍での登板機会はまだ少ないですが、常に向上心を忘れない成田投手。
最近、投球フォームの改造を意識するようになったそうです。
それまでは、上からのオーバースローだったのに対し、肘の位置を下げ、スリークォーターに変えるようにしているとか、、。
その結果として、制球力に磨きがかかり、球の勢いも増しているそうです。
シート打撃に入った山口航輝選手から、スライダーで空振り三振を奪ったとか。
まだまだ今後の成長、躍進に期待がかかる成田投手。
頑張れ、秋田の星!