改造フォームで”新生”⚾成田翔を見せてくれ!

2020年4月1日

技巧派投手の魅力を伝えたい

2020年1月11日(土)。

こんにちは、REIYAです。

今回は、成田翔投手にフォーカスします。

【成田翔(なりたかける)】

秋田県秋田市出身。

左投左打。170㎝、70㎏。

秋田東中 - 秋田商業 - 千葉ロッテマリーンズ(2015年、ドラフト3位)

 

2015年には『東北のドクターK』として多数の三振を奪い、甲子園を沸かせた成田投手。

すごくクールな印象を持つ彼ですが、彼の実力や魅力をここで紹介するとともに、今後の活躍と展望について述べさせて頂きたいと思います。

 

抜群の制球力とキレのあるスライダー

クールかつ甘いマスクで、秋田商業時代から周囲を沸かせてきた成田投手。

あの2015年の成績を、秋田地方大会から振り返ってみます。

【秋田県大会】

【2回戦】

秋田商業 10-6 秋田西

【3回戦】

秋田商業 18-0 能代西

【準々決勝】

秋田商業 3-1 西目

9回16奪三振

【準決勝】

秋田商業 5-1 秋田工業

9回14奪三振

【決勝】

秋田商業 4-0 秋田南

9回9奪三振完封

➡ 秋田県大会成績 計39回55奪三振

 

【全国高校野球選手権大会】

【2回戦】

秋田商業 3-1 龍谷(佐賀)

9回16奪三振

【3回戦】

秋田商業 4-3 健大高崎(群馬)

県勢20年ぶりベスト8進出

【準々決勝】

秋田商業 3-6 仙台育英(宮城)

 

以上のような好成績を残した秋田商業であり、成田投手。

これだけ三振の山を築けたのは、彼の抜群の制球力、そしてキレのあるスライダーがあったからだと考えています。

ストレートの球速は130~140キロ前半ではありますが、(それでも十分速い)ほとんど低め、しかもコースギリギリいっぱいに決まることが多いです。むしろ高めに浮くような球はほとんど見られません。そのため、打者は思わず見送るか、空振りを誘われます。

フォアボールと思って1塁に走り出す打者をあざ笑うかのように、宣告される「ストライク」。

「なるべく初球からストライクカウントを稼ぎにいく。」

というのは、彼の秋田商業時代からのスタンスであり、それも三振に一役買っていると思います。

そしてもう一つの武器が、縦に大きく曲がるスライダー

これがあるために、打者は見事に翻弄されることが多いです。

かなり低めに落ちますが、空振りを奪う見事な投球。

このスライダーを絡めることによって、ストレートが打者に与える脅威が増します。

 

常に向上心を忘れないドクターK

同じ秋田商業の大先輩に、ヤクルトの石川雅規投手がいます。

「石川二世」と称されたことも。

(今年始め。大先輩、石川投手とのツーショット。秋田市内の小西タイヤにて。)

 

千葉ロッテ入団後は、1軍での登板機会はまだ少ないですが、常に向上心を忘れない成田投手。

最近、投球フォームの改造を意識するようになったそうです。

それまでは、上からのオーバースローだったのに対し、肘の位置を下げ、スリークォーターに変えるようにしているとか、、。

その結果として、制球力に磨きがかかり、球の勢いも増しているそうです。

シート打撃に入った山口航輝選手から、スライダーで空振り三振を奪ったとか。

まだまだ今後の成長、躍進に期待がかかる成田投手。

頑張れ、秋田の星!