智勇を兼ね備えた秋田の英雄⚾吉田輝星 | 高校球児たちのあしあと
”球児の数だけドラマがある。”

智勇を兼ね備えた秋田の英雄⚾吉田輝星

2020年4月1日

吉田輝星の魅力とは☆

こんにちは、REIYAです。

2019年12月19日(木)。

新たに別カテゴリーを設けました。

『球児たちのあしあと⚾』

野球界において長らく活躍してほしい、ずっと応援していたいと思う選手(球児や元球児)を個別にとりあげ、その魅力を余すところなく紹介していくというものです。

その第1回はもちろん、秋田の英雄、吉田輝星

(秋田県潟上市出身、天王中-金足農業高-北海道日本ハムファイターズ)

彼の魅力は大きく3つあります。

それらについて、一つずつ語らせて下さい。

 

【魅力1】 ピンチの場面でも全く動じないクールフェイス

吉田輝星投手はとにかく、どんな場面でも自身に満ちあふれている印象です。

それが彼の大きな魅力の一つです。

四死球を出そうとも、どれだけランナーを背負っても、彼は決して表情を崩す素振りすら見せません。むしろ、ピンチの場面でも冷静に状況を判断し、投げる”間”のとり方を変えたりと、常に沈着冷静です。

彼がまだ中学の時の話ですが、、

すでに”名が知れ渡っていた”彼に対し、地元の新聞記者がインタビューをしようとしたところ、彼は非常にそっけない”塩”対応だったそうです。

何か生意気というか、ふてぶてしいというか、、。

大成する選手や大物には共通して、そういう一面がありますよね。

彼もそのタイプではないかと思います。

けれども、そういった態度や自信は”実力”が伴っていればこそ。

「実力に裏打ちされた自信」なんですよね、きっと。

 

【魅力2】 強靭な体幹と驚異的なスタミナ

これも、誰もが知る彼の魅力ですね。

秋田の雪中で走り込んで鍛えた強靭な下半身、そして山口航輝選手に敗北を喫してから特に意識した、体幹(投球時にブレない頭)

これらが彼の制球力を素晴らしいほどに変え、三振の山を築く吉田輝星が誕生しました。

(➡ 永遠のライバル⚾ 吉田輝星 vs 山口航輝参照。)

 

さらに驚くべきは彼の”驚異的なスタミナ”ですよね。

秋田地方大会から一人で投げ抜き、甲子園準決勝までで1517球。

来春からは球数制限が設けられるそうですから、彼のような驚異的な記録はもう生まれないのでしょう、、。

試合終盤、最終回に至ってもその球速は衰えることなく、むしろ”ギアを上げる”という、信じられないほどの体力。

甲子園でもその雄姿をまざまざと見せつけてくれました。

9回になってまで、140キロ後半って、、。

並みの投手なら球威も制球力も落ちてくるでしょうに、、。

最も私の記憶に残っているのは2018甲子園3回戦、対横浜戦。

8回裏に髙橋佑輔選手の逆転3ランで勢いづいた金足農業、そして吉田投手。

実況アナウンスでもあった通り、「もうこの1点さえあればいい。」とばかりに、惜しみなく全力のストレートを投じます。

4番万波、5番内海、6番角田と、横浜打線の強力な打撃陣に対し、三者連続三振

6番角田選手に対しては150キロを投じるなど、甲子園を沸かせていましたね。

実はこのギアを上げる彼の投法、、

何と中学時代からすでにその片鱗があったそうです。

今はかなわぬことながら、見てみたかった、、。

 

【魅力3】 ”頭脳プレー”とも呼べる賢さ

彼の魅力は、度胸や驚異的な体力・技術だけではありません。

その最たるものは、、

知性賢さです。

これが一番の魅力と言っても差し支えないでしょう。

先ほど述べた、横浜戦での最終回の投法。

”ギアを上げる”とはいえ、全て全力のストレートで押したわけでもありませんでした。

むしろ万波選手、内海選手には変化球も多めに織り交ぜ、完全に打者の打ち気を反らすというか、翻弄してました。

相手の心理を読む、心理を突くのが巧みだと思いました。

甲子園の準決勝、対日大三高戦でも、その一端を見せてくれました。

4回裏、1点リードしている金足農業は2死から1,3塁とピンチを迎えます。

吉田投手は打者を2ストライクと追い込むと、相手の打ち気を反らすかのように、しつこく牽制球を1塁へ。

投げると見せかけ、またも1塁へ。(計3回の牽制球を投じました。)

これで打者のリズムを少しづつ狂わせます。

そして打者が完全にじれてきたというところで、クイックモーション(大きく振りかぶらずに素早い動作で)投げます。

完全に外角に外れるストレート。

見逃せば完全なボール球です。

しかし、吉田投手のタイミングに”はまった”のか、打者はクイックモーションから繰り出されるボールに手が出てしまいます。

「してやったり!!」

見事な投球術。

冷静に周りの状況を判断し、相手を翻弄するだけの賢さ。

 

あとは、準準決勝、対近江戦ですね。

ランナーを1塁に置いての近江の攻撃。

近江の有馬選手がピッチャーフライを打ち上げ、あきらめて本気で走ろうとしませんでした。

それを冷静に見ていた吉田投手。

わざとフライを落とし、素早く2塁に送球してゲッツーを奪います。

臨機応変な頭脳プレー!

ベタ褒めしてますが、本当に彼のような総合力が高い投手はそうそう現れないと思います。

 

1軍での活躍が期待される吉田輝星投手

いかがでしょうか。

彼の魅力を再認識して頂けたらと思います。

そして、今後も彼の活躍を期待します。

来シーズンは1軍での登板機会が増えるよう祈りつつ、5月の秋田での試合も楽しみにしています。

頑張れ!

秋田の英雄、吉田輝星!

 

ーーー(2020年1月10日 追記)ーーー

 

年末年始、吉田投手は故郷の秋田に帰り、そこでも体重を2キロ増やすなど、自己鍛錬を怠りませんでした。そして、たまたま目にした藤川球児投手の『火の玉ストレート』

これが彼の闘志にまさしく火を付けたようです。

打者の間近で浮き上がるような豪快なストレート。

もともと浮き上がるようなストレートを武器に持つ吉田投手ですが、この『火の玉ストレート』こそ、彼の理想とする武器だったのでしょう。

『ストレートと分かっていても打てないほどの剛速球』

地元に帰っても欠かさない自己鍛錬は、彼の並々ならぬ意気込み、闘志を物語っています。

2020年の抱負に『一軍定着』を掲げた吉田投手。

2020年、一軍のマウンドで『火の玉ストレート』を披露し、多くの三振を奪う姿を期待しています。