2019高校野球⚾感動の名場面を振り返る | 高校球児たちのあしあと
”球児の数だけドラマがある。”

2019高校野球⚾感動の名場面を振り返る

2020年4月1日

今年も多くの”感動”をくれた球児たち

2019年12月14日(土)。

こんにちは、REIYAです。

振り返ってみれば、、2019年もあっという間に過ぎました。

このブログに関して言いますと、夏の県大会終盤時に開設しましたので、なおさら時の流れを早く感じてしまいます。

今年、高校球児たちには多くの感動を頂きました。

そこで、、今回の記事では夏の甲子園を含め、球児たちから頂いた”感動の名場面”をランキング形式(1位~10位)で振り返りたいと思います。

(※毎度のことですが、あくまで私個人の受けた感動です。悪しからず、、。)

 

【第10位】 能代松陽 vs 明桜 🥁応援合戦!

これは秋季県大会決勝、能代松陽 vs 明桜の試合で繰り広げられた両応援団の”太鼓”応援のことです。

応援とは言っても、両チームの応援スタンドには球児のご父兄方、ベンチ入りしない球児たちやマネージャー、数名の応援団員のみです。

吹奏楽部による華々しい演奏は一切ありません。

あるのは球児たちが手に持つメガホン、そして太鼓。

しかし、このメガホン&太鼓だけの応援でありながら、彼らの”熱量”といいましょうか、ある種の”気迫”のようなものが伝わってきました。

吹奏楽部による演奏なしでも、これだけ”伝わる”んだなと、素直に感動しました。

太鼓を打つ音、メガホンを叩く音、彼らの歌声がこまちスタジアムに響き渡りました。

この時、両”応援団”が太鼓演奏した主な曲目は以下の通りです。

・SHOWTIME~戦闘開始~

・エルネストメヒア

・男の勲章

・不死鳥のごとく

・ロッテチャンステーマ

・スピードスター

・アフリカンシンフォニー

、、、などなど。

これら多数の曲を、彼らはほぼ太鼓のみで”演奏”していました。敬服します。

 

【第9位】 大館鳳鳴が大曲工業に逆転サヨナラ劇

 

秋季県大会1回戦において激突した秋田県北勢・大館鳳鳴と秋田県南勢・大曲工業

大館鳳鳴の守備に乱れもあり、7回までで6-2と大曲工業が4点リード。

しかし、大館鳳鳴の反撃はここからでした。

8回裏、2本のタイムリーツーベースなどで2点を追加、6-4と大曲工業に追いすがります。

9回表には、1死2,3塁と再びピンチを招きますが後続を断ち、無得点に抑えます。

2点を追いかける形で迎えた9回裏、大館鳳鳴、最後の攻撃。

何と、、先頭の打者3人が連続で内野ゴロを打ちますが、3人とも1塁にヘッドスライディングで飛び込み、1死2,3塁と、チャンスを拡げます。

さらに、、続く4人目のバッターまで内野ゴロで1塁にヘッドスライディング!

2死になりますが、この間にランナー1人生還で6-5。

あと1人、という状況で1点差。

大館鳳鳴の逆転劇はここからが本番でした。

2死ながら、続く打者が連続のタイムリーで同点、そして逆転に成功!

大曲工業 6-7x 大館鳳鳴

 

中盤まで4点差に広げられながらも、最終回まであきらめず、果敢に1塁にヘッドスライディング!

その一つ一つの頑張り・粘りがサヨナラに結び付いたとも言えるような、見事な逆転劇でした。

最後にサヨナラのランナーがホームにヘッドスライディングで飛び込んだ時には、私自身も思わずスタンドから立ち上がっていました。

 

 

【第8位】 明桜・工藤泰成投手、サヨナラ打を打たれ、マウンド上に立ち尽くす、、

これは夏の県大会決勝、対秋田中央戦のことです。

(➡ 決勝戦 明桜vs秋田中央参照。)

明桜の背番号10、先発した3年生の工藤泰成投手。

序盤から中盤にかけ、秋田中央打線を見事に抑えていました。

特に秋田中央の4番打者、斎藤光選手にヒットらしいヒットを許していなかった工藤投手。

途中、マウンドを降りましたが、ピンチの場面で再び登板。

斎藤光選手を抑えるための登板だったのでしょう。輿石監督の采配も図に当たり、工藤投手、見事にピンチを切り抜けます。

しかし、延長11回、最後の最後で対峙したのもやはり斎藤光選手。

ここも見事に抑えるかと思われましたが、タイムリーサヨナラ打を打たれ、甲子園への切符を逃してしまいます。

私はこの時、こまちスタジアムで観戦していましたが、マウンド上に立ち尽くす工藤投手の力投に拍手を送っていました。

後日、録画映像で振り返った時の工藤投手のあの表情。

今でも忘れることはありません。

本当に悔しい負け方だったと思います。

”感動”とは少し違うかもしれませんが、彼の力投に心を打たれたことは間違いありません。

ピンチをことごとく切り抜け、笑顔で明桜ベンチに駆け込む工藤投手。

あの笑顔があればこそ、悔しさもより伝わりました。

 

【第7位】 林投手&有馬捕手、近江ブルーの最後の声援

 

今夏の甲子園、滋賀代表の近江は初戦で神奈川代表の東海大相模に敗れました。

昨夏、甲子園準々決勝で金足農業に敗れ、必ず帰ってくると誓い、その宿願を果たした投手、有馬捕手。

(➡ 金農からもらった”リベンジ”の夏参照。)

私自身も彼らの気持ちが痛いほど分かっていたので応援していましたが、相手も強豪校。今年ドラフト4位で阪神に入団した、秋田県にかほ市出身の遠藤成くんのピッチングに決定打を出せず、さらには地方大会でノーエラーという鉄壁の守備を誇っていた守りですらも、東海大相模のアグレッシブベースボール”の前に内野陣の心理が動揺、林投手も6失点を喫してしまいます。

近江の最後の攻撃となった9回裏、近江ベンチの前で身を乗り出し、バッターボックスに立つ仲間にゲキ(声援)を飛ばす林投手、有馬捕手の姿がありました。

それは、テレビの映像を通してでも聞こえてくるほどの大きな声。

「最後まで、自分たちにできることをやろう。」

そういう気持ちで立っていたのではないでしょうか。

それまで見たこともないほど”アグレッシブ”な二人の姿を見、昨夏の「2ランスクイズ」での敗退の場面を思い出し、これまでのことを思い出し、心が震えました。

敗れはしましたが、高校球児として最後の夏を完全燃焼する姿を見せてくれた二人、そして近江ブルーに「ありがとう」と言いたいです。

また、甲子園で「ファイヤーボール」を聞かせてほしいものです。

 

【第6位】 明桜🌸長尾投手の奪三振劇⚾

 

すいません、、明桜🌸がランキングの中で多数を占めていることは否定しません。(笑)

しかし、今夏から秋にかけ、本当に明桜・長尾投手の成長には感動しました。

いや、正確には1年生から彼の登板姿を見ていたので、私自身の目にはより大きな成長に映ったのかもしれません。

特に秋季、中央地区大会では対由利戦で14奪三振完封

県大会準々決勝、対大館鳳鳴戦で9奪三振完投。

県大会決勝、対能代松陽戦では2番手投手として9奪三振、無失点

彼の”奪三振劇”には目を見張るものがありました。

対大館鳳鳴戦では自己最速の144キロを出し、それ以外にも多くの球種を持つ長尾投手。

来春以降の活躍も非常に楽しみです。

 

【第5位】 仙台育英・小濃選手が星稜・荻原投手に水を💛

 

高校野球ファンの方ならば、誰しもこの場面は記憶に残っていると思います。

今夏、甲子園の準々決勝、星稜(石川)vs  仙台育英(宮城)での一コマです。

試合中、マウンド上にいた星稜の2年生、荻原投手に異変が発生。

足をつったようで、しきりに痛そうにしながら、自身の足を気にしていました。

そこへ駆けつけたのが、仙台育英の小濃選手。

小濃選手は、かつて自分たちが相手チームから同様の”優しさ””気遣い”をかけてもらった過去を思い出し、自分の意思で手に持っていた水をあげようとベンチを飛び出したそうです。

自分たちが大差で負けているのに、、

(恥ずかしながら自分はそんなことまで考えていました、、。)

相手チームに対する気配り、心遣い。

しかも、相手がまだ2年生であり、これから先のことを考えて差し出したといいます。

何という心配り!

仙台育英の選手たちは、甲子園の周りのゴミ拾いなども率先して行い、台風被害の時にも同じような行為をしていました。

普段の行いがなければ、自然にできないことだと、妙に納得したものです。

こういう球児たちには是非とも活躍してほしいものです。

感動をありがとう!

 

【第4位】 習志野、千葉地方大会に続き、甲子園でもメークドラマ!

 

今夏、千葉大会準決勝、対木更津総合戦でミラクルともいえる大逆転劇を果たした習志野

毎年、”天王山”とも形容できる、ライバル木更津総合との試合は今年も接戦となり、9回裏、4-5と1点差を追いかける習志野は2死ランナーなしと、崖っぷちに追い込まれます。

しかし、ここから連打で同点に追いつき、延長11回の激戦の末、サヨナラで勝利。

メークドラマを果たした習志野はその勢いで決勝戦も勝ち、甲子園へ。

そして甲子園での初戦、対沖縄尚学戦でもミラクルを見せてくれた習志野。

この試合も地方大会同様、9回表、3-4と1点差を追いかける展開。

1死ランナーなしから、再び連打で同点に追い付き、延長10回の接戦を制しました。

習志野は残念ながら2回戦で山形代表・鶴岡東に敗れますが、今夏のメークドラマを忘れることはないと思います。

春のセンバツ準優勝に続き、甲子園を『レッツゴー習志野♪』で沸かせた今年。

「野球は最後の最後まで分からない。」という言葉は、今夏の彼らのためにあるようなものでした。

(➡ 習志野、メークドラマ再び!!参照。)

 

【第3位】 ”由利の守護神”、佐藤哲矢捕手が何度も危機を救う

秋季大会において、当ブログでも何度か紹介させて頂きました、”由利の守護神”こと、佐藤哲矢捕手。

マウンド上の投手がランナーを背負い、ピンチの場面を迎えると、、

キャッチャーマスクを脱ぎ、グラブをピッチャー用に代え、登板。

そして独特なフォームから繰り出す豪快なピッチングで相手バッターを凡打に、三振にと縦横無尽の大活躍。

それは見ていて非常に心が躍る、爽快な場面でした。

ここぞというピンチの場面でチームの危機を救い、雄たけびを上げてチームを鼓舞するその姿はまさに”由利の守護神”

ピンチの場では必ずと言っていいほど登場する佐藤哲矢捕手。

もはやルーティン化したその起用に、見ている観客も、

「来るか、来るか?」

「やはり来た!!」

というような期待感と満足感に包まれていたような気がします。

佐藤哲矢捕手、感動をありがとう!!

 

【第2位】 強く、そして礼儀正しい、健大高崎

今年の10月、”強化招待試合”で秋田のこまちスタジアムに来てくれた群馬の健大高崎

同スタジアムで2日間に渡り、3試合をこなしてくれた健大高崎は要所要所で、お家芸、”機動破壊”を見せてくれました。

しかし、彼らがもたらしてくれた感動は、それだけではありませんでした。

2日目の第3試合を終えた後の、健大高崎。

3塁ベンチ前でこまちスタジアムに向け、腰を折り曲げんばかりに深々とお辞儀。

「ありがとうございました!!」

しかもなかなか頭を上げないのです。

長い!!

この感動は、すでにブログ内の記事でも紹介していますが、ここにあらためて紹介させて頂きます。

(➡ 強化招待試合 第三試合 秋田商業 3-9x 健大高崎参照。)

 

何とも礼儀正しい球児たち。

春のセンバツでは是非とも、秋田県勢と再び、、と願っていましたが、、

正直、健大高崎があれほどの活躍をしてくれるとは夢にも思いませんでした。

群馬県大会3位で出場した関東大会では、優勝候補の一角、東海大相模(神奈川1位)を8-2で破り、

決勝では山梨学院(山梨1位)を3-0で完封、関東を制覇!!

さらに、明治神宮大会においても準優勝!!

こまちスタジアムにて彼らを見た時には、全く想像だにしていませんでしたが、よく成し遂げたものだと感嘆しきりです。

強く、そして礼儀正しい健大高崎。

来春以降も、”機動破壊”をひっさげ、大いに活躍してくれることでしょう。

 

【第1位】 明桜🌸土居選手、執念の同点タイムリー⚾

 

今年の感動ナンバーワンといえば、私にとってはこの瞬間に尽きます。

今夏県大会決勝、明桜 vs 秋田中央での場面。

4-1と3点差を追う明桜は8回裏、2死満塁のチャンスで代打、土居。

秋田中央のエース・松平に対し、これまで大きな当たりを出せていなかった明桜は、輿石監督の采配もあり、勝負に出ました。

「せめて外野まで抜けてくれれば、、」という思いでスタンドから見つめていた自分。

それが、、

明桜応援スタンドの期待に応えんばかりの大きな当たり!

センターオーバーのタイムリースリーベース!!

走者一掃で一気に同点とします。

まさかセンターの頭上を越えるような長打を打つとは、、

この時の感動は、もはや表現のしようもありません。

ただ立ち上がり、拍手を送り、彼ら明桜の選手たちがベンチ前で抱き合う姿を眺めていました。

試合は残念ながら敗れてしまいましたが、、

この日に明桜の選手たちの頑張りに頂いた感動・勇気は計り知れないものでした。

先に紹介した工藤泰成投手、いつも笑顔を絶やさないキャプテンの加藤洋平捕手。

甲子園への切符は逃しましたが、彼ら明桜の3年生が残した感動は、大きなものだったと思います。

来春以降も、彼らの後輩球児たちが大いに感動を与えてくれることと思います。