展望★2020 能代松陽
それぞれに個性が光る能代松陽メンバー
2019年10月20日(日)。
今回は2020年に向けた、能代松陽高校の”展望”について述べたいと思います。
この手の記事にはありがちでしょうが、注目選手やその選手に対する評価には、どうしても”個人的な主観”が入りがちだということをご了承頂ければと思います。
それでは、能代松陽の注目選手です。(背番号は秋季県大会時。)
【2年生】
7 神馬真翔(二ツ井中)
初球から狙いにいく積極攻勢、叩きつけるようなバッティング。
能代松陽イチ押しの選手です。
まだ秋季県大会しか観戦できてませんが、出塁率の高さはトップバッターとしての役割を十二分に果たしていると思います。
この調子で2020年も大暴れしてほしいと思います。
3 山田柊斗(合川中)
大柄な体格から繰り出される振りは豪快というより、むしろ”シャープ”な印象を受けます。
彼もまた、4番としての役割を存分に発揮してくれています。
今後もスタンドへホームランを叩きこんでほしいものです。
2 岸海雄(比内中)
チームのキャプテンとして、時にエースの大髙投手を支え、大事なチャンスの場面ではきっちり得点に結び付ける辺り、頼もしい存在です。
特にピンチの場面では、マウンド上でその存在感を誇示しています。
8 森岡大翔(合川中)
こちらも、4番・山田選手に勝るとも劣らぬ長打力の持ち主です。
クリーンナップの一翼として、さらにバッティングに精彩を加えてほしいと思います。
【1年生】
1 大髙勇心(東雲中)
能代松陽の”頼れるエース”としての存在感は1年生ながら十分。
常に雄たけびを上げながら打者に立ち向かうその投球姿は、「打たれる気がしない。」とすら思えてきます。特に秋季県大会決勝では、あの強力・明桜打線相手に完封。多数の安打こそ許しましたが、低めに集める制球力で抑えました。
まだまだ1年生。今後は他県の強豪校をねじ伏せられるよう、さらに投球に磨きをかけてほしいと思います。
9 田村迅(能代東中)
他の選手に比べ、出塁率や長打力などで劣るものの、不思議と魅力を感じる選手です。
彼がスタメンに入っていると何だか嬉しくなります。
(どこのチームにもそのような選手が一人はいる、というのが私の持論です。)
秋季県大会準決勝、対由利戦ではライトフェンスにぶつかりながらの好捕球、見事でした。ガッツ溢れるプレーを感じるからでしょうか、いつも応援したくなります。
10 深堀虎童(城東中)
まだまだ彼の投球を数多く観ていませんが、今後に大いに期待したい1年生の一人です。
今後は大髙投手とともに、能代松陽の『ダブルエース』としてチームを牽引する存在になってくれればと思います。期待度”大”です。
13 柳原海凜(比内中)
山田選手に勝るとも劣らぬ大柄な体格で打ち放つパワーヒッター。
秋季県大会では、秋田中央戦で逆転の決勝打を放つ活躍をした1年生。
彼もまた、今後に大いに期待したい1年生の一人です。
今後の展望 - 能代松陽
投打ともに十分な力を備えた、実力あるチームと見ました。
それがあればこその、県大会優勝だったと思います。
強いて言えば、投手陣はエース大髙投手以外に、安定したピッチャーがもう1人育てば、、さらに守備は堅固になるかと。そこを1年生の深堀投手に期待したいところです。
打撃陣も、毎試合、単打・長打を出しているものの、全体的に打線が上手くつながらない印象。しかも、試合によって若干バラツキがある印象を拭えません。
下位打線も含め、確実にミートできる打者が増えてくれば打線に厚みが増し、それが大髙投手を含めた守備面にも安心材料になると愚考します。
偉そうな評価を並べましたが、それぞれ個性が光る、力のある選手がそろっていると思いますので、甲子園でも勝ち上がれるよう、更なる成長を願っています。
(※今後も、私自身の観戦記録がある限り、なるべく多くの県内校を紹介させて頂きたいと思います。)