高校野球で木製バットを使用することの是非 | 高校球児たちのあしあと
”球児の数だけドラマがある。”

高校野球で木製バットを使用することの是非

2020年4月1日

智弁和歌山と星稜の試合前のやり取りが激アツ

2019年9月29日(日)。

本日よりノーブルスタジアム水戸にて、2019高校野球国体が始まりました。

本日の開幕戦は、あの甲子園を沸かせた智弁和歌山星稜の対戦ということもあり、ものすごい人出だったようですね。

試合結果としては、、

星稜 1-3 智弁和歌山

となりました。智弁和歌山が甲子園以来のリベンジを果たしましたね。

その試合内容・結果もさることながら、、この試合、もう一つ注目したい点がありました。

それはもう皆さんもご存知のように、両チームが試合に木製バットを使用したことです。

これについては、早い段階から智弁和歌山の中谷監督が「国体は木製バットで。」と決めていたらしく、理由があったようです。

高校を卒業する3年生の多くはプロ、社会人、大学など木製バットで試合をする環境に移行。そのことを見据え、選手に早くから馴染ませる意味合いがあったとのこと、、。

しかも対戦相手が星稜と決まった時点で、星稜の林監督に「うちは木製バットでいきますが、星稜さんもどうですか?」との打診に、星稜・林監督も賛同したそうです。

あの星稜・奥川投手を相手に、たださえ金属バットより飛距離が出ないと言われる木製バットで挑むとは、、智弁和歌山の意気といいますか、卒業後を見据えたその、「常に上を見る姿勢」は大したものだと思いました。

もちろん、、甲子園のリベンジを果たすべく、対策などもしてきたでしょうが、上記のような結果に。

今日の智弁和歌山の勝利は大きな意味があると感じました。

しかも、智弁和歌山は今日の試合だけではなく、この先の試合も木製バットを使用するそうです。

「相手が金属バットでも?」

そうだとすれば、見上げた心意気ではないかと、素直にそう思います。

 

選手の安全面にも配慮

日本高野連は今月20日、選手の安全面に配慮し、金属製バットの性能の見直しを図っているといいます。

 

確かに、この夏の甲子園ではただでさえ、、

近年球速が増してきている投球

➡ 打者への頭部への死球

➡ 危険

というのが目立ちましたが、さらに、、

近年球速が増してきている投球

➡ 性能のいい金属バットで打ち返す

➡ 野手に直撃、骨折など

➡ 危険

というのもあるわけです。

あとは、昔に比べて選手のトレーニング法も向上し、それが球速・打撃力の向上にも寄与してるようですから、高野連が金属製バットの性能を見直すのは至極当然のことなのでしょう。

あるいは、今日の智弁和歌山 vs 星稜戦のように、高校野球の試合に木製バットが本格的に導入されるのも、遠い話ではないかもしれません。

あの、”球場全体に響き渡る金属バットの独特の音”

それこそ、高校野球の魅力の一つだと考えている自分からすると、木製バットに移行するのは少し寂しい気もしますが、選手の安全面を考えるならば、、とも思います。

これからは普段の素振りも木製バットにしてみようかな、、。