2019秋季県大会_大曲工業 6-7x 大館鳳鳴  | 高校球児たちのあしあと
”球児の数だけドラマがある。”

2019秋季県大会_大曲工業 6-7x 大館鳳鳴 

2020年7月12日

”劇的勝利”をつかんだ大館鳳鳴

2019年9月16日(祝)。

うだるような暑さの中、やってきました八橋球場。

組み合わせを見た時から楽しみにしていた、「県北勢vs県南勢」。

大曲工業vs大館鳳鳴の一戦です。

先に結果から述べてしまいますが、全く予想だにしていなかった、劇的なサヨナラ勝ちを見せてくれた大館鳳鳴

先日の能代松陽といい、今秋季大会は本当にドラマを見せてくれます。

 

では本日のドラマの一部始終を。

まず各チームのスターティングオーダーです。

大曲工業、先発はエース遠藤。大館鳳鳴の先発もエース栗山です。

 

大館鳳鳴、初回のピンチを脱す

1回表、大曲工業の攻撃。

1番高橋世那。

フォアボールで出塁します。

2番小林。

送りバントの打球をピッチャー栗山が悪送球。ファーストの後方に抜け、この間にランナーは2,3塁へ。

ノーアウト2,3塁。

大曲工業としては、いきなりのチャンス。

3番深浦。

ライトフライで1死2,3塁。

4番髙橋遼。

ピッチャーゴロでランナーは動けず。2死2,3塁。

5番田口。

見逃し三振!

大館鳳鳴のエース栗山、絶妙なピッチングでピンチを切り抜けます。

 

1回裏、大館鳳鳴の攻撃。

1番藤盛。

レフトフライで1死。

2番富樫。

ライトオーバーのタイムリーツーベースで1死2塁とします。

3番茂木。

空振り三振で2死2塁。

4番阿部はセカンドゴロでスリーアウト、得点なし。

 

2回表、大曲工業の攻撃。

6番伊藤。

ファーストゴロで1死。

7番佐藤希。

セカンドフライで2死。

8番遠藤。

センター前ヒットで2死1塁。

しかし、9番竹村はセンターフライに倒れ、スリーアウト。得点なし。

 

まずは大館鳳鳴が2点を先制!

2回裏、大館鳳鳴の攻撃。

5番中田。

ライト前ヒットでノーアウトから出塁!

6番藤岡の送りバント成功で1死2塁。

7番柳沢、フォアボールで1死1,2塁とチャンス拡大。

そして8番栗山。

三遊間を破るヒットで1死満塁に。

 

さらに9番松澤のライト前ヒットで大館鳳鳴が先制!!

 

大曲工業 0-1 大館鳳鳴

なおも1死満塁。

1番藤盛。

ショートゴロで1塁ランナーが2塁でアウト。

しかし1塁はセーフとなり、この間に3塁ランナーが生還!

大曲工業 0-2 大館鳳鳴

なお2死1,3塁。

しかし大館鳳鳴の攻撃はここまで。

続く2番富樫はピッチャーゴロでスリーアウト。

序盤、大館鳳鳴が2点を先制します。

 

3回、早くも大曲工業が1点返す

3回表、大曲工業の攻撃。

1番高橋世那。

空振り三振となりますが、振り逃げ、1塁でセーフ!

ノーアウトのランナーが出ます。

2番小林、送りバント成功で1死2塁。

3番深浦。

三遊間を抜けるヒットで2塁ランナー生還!

大曲工業 1-2 大館鳳鳴

1死1塁。

4番髙橋遼。

ファーストゴロ。2塁でフォースアウト。1塁はセーフ。2死1塁となります。

5番田口はライトフライでスリーアウト。

大曲工業 1-2 大館鳳鳴

 

3回裏、大館鳳鳴の攻撃。

3番茂木、セカンドフライで1死。

4番阿部、デッドボールで1死1塁。

5番中田、ライトフライで2死1塁。

6番藤岡、ライト前ヒットで2死1,2塁に! 

大館鳳鳴、追加点のチャンス!

7番柳沢、ショートへの内野安打で2死満塁に。

そして8番栗山の打球は二遊間を抜けるかという当たり、、しかしショートが抑えてスリーアウト。

得点入らず。

 

大曲工業、ヒットと相手のエラーで一挙3点奪取!

4回表、大曲工業の攻撃。

6番伊藤、センターフライで1死。

7番佐藤希、ショートゴロで2死。

8番遠藤、センター前ヒットで2死から出塁!

9番竹村、またもセンター前ヒットで2死1,2塁へ。

そして1番髙橋世那。

レフト前へのヒットで同点!! 

大曲工業 2-2 大館鳳鳴

しかも、、1塁ランナーを2,3塁間でアウトにしようと送球したボールがセンター方向に逸れ、この間に打った髙橋世那も含め、ランナーが全て生還!!

大曲工業 4-2 大館鳳鳴

後続打者は倒れますが、大曲工業、この回一挙3得点で逆転に成功!

 

4回裏、大館鳳鳴の攻撃。

9番松澤、空振り三振で1死。

1番藤盛、レフト線に落ちるヒットで1死1塁。

2番富樫、センターライナーで2死1塁。

3番茂木、ライト前ヒットで2死1,2塁へ。

逆転を許した大館鳳鳴、何とか反撃のチャンスを生かしたいところでしたが、、

4番阿部はファーストフライに倒れ、スリーアウト、得点ならず。

 

5回の攻撃は両チームともにランナーを出しますが、得点に至らず、、

5回終了時点で 大曲工業 4-2 大館鳳鳴

 

6回、大曲工業がタイムリーヒットなどで2点追加

6回表、大曲工業の攻撃。

6番伊藤はショートゴロ、しかしショートが後方に弾いて出塁。ノーアウト1塁。

7番佐藤希、送りバント成功で1死2塁。

8番遠藤、三遊間を抜けるヒット! しかしランナーがホームを狙うもタッチアウト!

2死1塁となります。

大曲工業の連打はここからでした。

9番竹村がレフトオーバーのタイムリーツーベース!

大曲工業 5-2 大館鳳鳴

なお2死2塁。

1番高橋世那がフォアボールで2死1,2塁。

そしてさらに2番小林が三遊間を抜けるヒットで1点追加!

大曲工業 6-2 大館鳳鳴

さらに3番深浦もセンター前ヒット!

しかしセンターの好バックホームでランナーはホームでタッチアウト!スリーアウト。

この6回で大曲工業は大きな2点を加えました。

大曲工業 6-2 大館鳳鳴

 

6回裏、大館鳳鳴の攻撃は三者凡退に。

流れは完全に大曲工業へ?

 

7回表、大曲工業の攻撃。

この回から大館鳳鳴はピッチャー交代、背番号10の奥村が登板。

4番髙橋遼が内野安打で出塁するも、

5番田口をショートゴロのゲッツーに抑え、

6番伊藤もセンターフライ、この回を3人で抑えた奥村、大館鳳鳴。

まだまだここから、、大館鳳鳴は意気を上げたいところですが、、。

 

7回裏、大館鳳鳴の攻撃。

3番茂木がサードゴロ、

4番阿部はショートゴロ、

5番中田は見逃し三振。

中軸3人が沈黙し、流れを引き戻せない大館鳳鳴。

 

8回、ピンチをしのぎ、裏の攻撃で2点を返す大館鳳鳴

8回表、大曲工業の攻撃。

7番佐藤希。

フォアボールでノーアウトから出塁。

8番遠藤、送りバントを試みるも、キャッチャー前に転がり、2塁へ送球され、フォースアウト。

1死1塁に。

9番竹村、ショートゴロ。これも2塁でアウトにし、2死1塁。

1番髙橋世那。

フォアボールで2死1,2塁に。

さらに2番小林にはデッドボールを与え、2死満塁!

大館鳳鳴にとってはまたもピンチの場面。

しかし続く3番深浦をショートゴロに抑え、スリーアウト。

ピンチを切り抜けます。

 

8回裏、大館鳳鳴の攻撃。

6番藤岡、セカンドゴロで1死となりますが、

7番柳沢がライトオーバーのタイムリーツーベース! 1死2塁に。

8番奥村、ファーストゴロで2死3塁。

ここで9番松澤に代わり、代打片岡。

センター返しのヒットでランナー生還!

大曲工業 6-3 大館鳳鳴

なお2死1塁で、、

1番藤盛、左中間を破るタイムリーツーベース!!

さらに1点追加で

大曲工業 6-4 大館鳳鳴

なお2死2塁。

しかし2番富樫はライトフライに倒れ、スリーアウト。

大館鳳鳴、大きな2点を加え、大曲工業に追いすがります。

 

9回、さらにピンチをしのいだ大館鳳鳴

9回表、大曲工業の攻撃。

4番髙橋遼がセンター前ヒットでノーアウトから出塁。

5番田口、ライトフライで1死1塁。

6番、途中出場の齊藤颯。

ライト線ぎわに落ちるツーベースヒット! 1死2,3塁となります。

大曲工業、追加点のチャンスですが、、

大館鳳鳴としては、またしてもピンチ、、。

しかしこの後、

7番佐藤希をレフトフライ、8番遠藤をサードライナーに抑え、またもピンチをしのぎます。

大曲工業 6-4 大館鳳鳴

 

大館鳳鳴、いよいよ最終回の攻撃へ!

 

”サヨナラ”のドラマを演出してみせた大館鳳鳴

9回裏、2点を追いかける、大館鳳鳴の攻撃。

3番茂木から。

ショートゴロながら、1塁にヘッドスライディングでセーフ!!

ノーアウトからのランナーを出します。

4番阿部。

ここで大曲工業はレフトに入っていた田口がマウンドへ。

粘りに粘った阿部の打球は高いバウンドのピッチャーゴロ。

ピッチャー田口が後ろにはじき、転がる間に阿部は1塁にヘッドスライディング、セーフ!

ノーアウト1,2塁とチャンスを広げます。

そして5番、代打で川又。

セカンドゴロを打ち、またも1塁にヘッドスライディング!

大館鳳鳴の選手たちの気迫が伝わってくるようでした。

川又は1塁でアウトになりましたが、結果として進塁打となり、1死2,3塁へ。

続いて6番藤岡。

打った打球はショートゴロ。藤岡も1塁にヘッドスライディング! 

アウトになりますが、この間にランナー1人生還。

大曲工業 6-5 大館鳳鳴

これで2死3塁。

1点を返したことで、まだまだいけるという空気が大館鳳鳴の応援スタンドにも、、。

そしてここで7番柳沢。

三遊間を抜けるヒットを放ち、同点!!

大曲工業 6-6 大館鳳鳴

2点差からの展開、ついに追い付き、1塁上で大きく拳を突き上げる柳沢。

ドラマを展開してくれる高校球児。

なおも2死1塁。

さらに盗塁を成功させ、2死2塁へ。

ややもすれば、「押せ押せ」ムードになりそうなこの場面。

3塁側スタンドにはご父兄の応援団しかいなかったので、そこまでの”熱気”には至りませんでしたが、全校応援、吹奏楽部も交えての応援ともなれば、お祭り騒ぎのような雰囲気に球場全体が飲み込まれていたはず。「まだいけるぞ!」という空気が広がっていたはずです。

そして、、

途中からマウンドに上がっていた奥村が打席へ。

私自身も、

「まさか、、」

「よもや、、」

などという一種の期待感を抱いていたことは間違いありません。

そして、、

本当に最後までドラマを作ってくれました。

ファウルなどで粘った末、

センター前に抜ける見事なヒット!!

2塁ランナーの柳沢が3塁を蹴り、ホームにヘッドスライディング!

サヨナラ!!

大曲工業 6-7x 大館鳳鳴

 

「まさか」を実現してみせた大館鳳鳴。

スコアボードの数字がそれを証明してくれています。

長打らしい長打はなく、終盤はほぼ単打でつないだ大館鳳鳴ですが、

それでも8,9回で5得点をあげたことは間違いありません。

”つなぐ”意識。

最終回の攻撃は先頭打者4人が1塁にヘッドスライディングを敢行しました。

長打やホームランで逆転劇を見せる試合も面白いのですが、こういったしぶとさ、粘りを見せてくれるのも高校野球の魅力。

彼ら球児たちが見せてくれるドラマには胸がアツくなります。

今後も、高校球児たちのアツいプレーに期待します。